こんにちは


だんだんと本格的に寒くなってきましたね

冬を感じます


私は最近、親知らずが生えてきました


まだ乳歯があるので、私の口内は乳歯・永久歯・親知らずが共存しております



親知らずについて、疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか


親知らずってマイナスなイメージがあるのはどうして?
親知らずが生えたら必ず抜かなきゃいけないの?
・・・今日はそんな疑問にお答えいたします


まず、

親知らずはなぜ親知らずと言うのか?
というと、6月11日の「親知らずの由来は??」で詳しくご紹介したので、
こちらをご覧ください


http://blog.goo.ne.jp/6314989/e/0bd248176b2e10c637754a6850a85cc7

親知らずが厄介な理由は?
その一、親知らずは変な形で生えてくるケースが多い

親知らずは、ご存知の通り他の永久歯が全て生え揃ってしばらくした後に生えてきます

親知らずが生えようとするときには、他の永久歯で既に口の中が満員状態になっていることが多く、
その場合、親知らずが生えようと思っても生えるスペースがありません

そのスペースのないところに無理やり親知らずが生えようとしますから、
無理な形になってしまう可能性があるのです

斜めに生えてきたり、真横に伸びて歯茎が思いっきり腫れてしまったりと、
困った事態を引き起こすのです

変な形で生えてしまうと、噛みあわせにも深刻な問題を引き起こしてしまいますね

その二、親知らずは虫歯になりやすい

虫歯は基本的に前歯よりも奥歯にできやすいですよね

奥歯の中でも最奥に位置し、他の歯よりも質の劣る親知らずは全ての歯の中でも最も虫歯になりやすい歯です

奥歯が虫歯になりやすいのは、それだけ奥歯のケアが難しいという面もありますが、
親知らずは場所が場所だけに最もケアしにくい歯です

しかも、親知らずは他の永久歯と比べて質が劣っているので、
当然虫歯になると進行が他の歯よりも早いのです


その三、親知らずはまともに生えてきても問題となるケースがある

親知らずは生えてくる人と生えてこない人がいますが、
これを少し深く考えてみると、人によっては4本全ての親知らずが生えずに、
1本とか2本しか生えてこないこともあるということです

例えば、左奥下の親知らずは生えたけれども、左奥上の親知らずが生えてこなかったとしましょう

この場合、左奥下の親知らずと噛みあう歯がないので、直接上の歯茎と噛みあってしまうわけですね

そうなると、左上の歯茎が傷つけられて、痛んだり、炎症を引き起こしたりすることもあるのです

また、噛みあわせに対応する歯が存在しないので、
何とか噛みあわせようとすることによって歯全体の噛みあわせが崩れ、
顎関節にまで影響を及ぼし、顎関節症になる場合もあります

仮にまともに親知らずが生えてきたとしても、
他の親知らずの状況次第では問題になってしまうときもあるのです

このように、親知らずに関するトラブルが非常に多いので、イメージの悪い歯として定着しているのでしょうね


親知らずは抜歯しなければいけない?
以上のように親知らずは何らかの問題を抱えているケースが多く、仮になくても問題にならない歯であることから、
「親知らずが生えてきた=抜歯しなければいけない」
というイメージがありませんか

しかし、親知らずが生えていてもトラブルを引き起こしていない場合には、抜く必然性は全くなく、
むしろ歯が4本増えたと喜ぶべきことなのです


とはいっても、若い頃は問題ではなかったのに、高齢になってから問題になって親知らずを抜かざるを得なくなったケースもあるので安穏としていられないのも事実です


つまり、親知らずの抜歯を考えなければならないのは、その親知らずが何らかのトラブルを引き起こしているときです

・親知らずがあることによって深刻な問題が起こっている場合
(噛みあわせが異常に悪い、歯茎が痛む、他の歯を圧迫して違和感がある)
・親知らずが深刻な虫歯になった場合
・親知らずが歯茎の中に埋もれてしまい歯茎が痛んでいる場合
(真横に生えてしまって歯茎の中に埋没しているケース)
このような場合は、抜歯を検討しましょう

このような理由でご来院する方はたくさんいらっしゃいます

何にしても、親知らずに問題が起こった場合には、歯科医院に行って相談するのがいいでしょう

歯科医院は親知らずのトラブルは嫌になるほど見てきており、その対処法もわかっています


あなたの親知らずに対してどのような治療をするのが一番いいのか、適切な判断をいたします

まだまだ疑問はたくさんあると思いますので、随時ブログでもアップいたしますし、
親切、丁寧にサポートいたしますので、来院なさってお気軽にご相談くださいね

それでは今日はこのへんで失礼いたします