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お口のケアは理髪師の仕事??

こんにちは

いつの間にか、2月に入りました

明日は節分ですね



我が家では毎年豆まきをしますが、食べる豆の数が多くなるごとに年を感じます(笑)



最近、私はずっとのばしていた髪を切り、ショートカットにしました

美容師や理髪師は、髪を切る以外に、

現代は美容師ではネイル、メイク、パーマ、ヘアカラー、理髪師は髭剃りなど業務範囲は広がりつつはあります

でも、基本的には髪を美しく整えることがお仕事ですよね


しかし、中世ヨーロッパ時代、歯石を除去したり歯を清掃して美しくする仕事も、理髪師の仕事だったそうです

その昔、中世ヨーロッパにおいてとても有名だった、ある「理髪外科医」の著書に、

なんと歯石除去法や歯磨剤の調製法なども記載をされているそうなんです

歯磨き粉の作り方が外科の本に書かれているなんて、今の時代では想像できませんよね



現在では「理髪外科医」という職業は存在しませんが、

身を美しくする技術や取扱は、古代から【医術,医業】に含まれ、

その学問は『美粧医学』と名づけられていたそうです

故に、理髪師も整髪や髭剃りの業務の傍ら、

医師の仲間として外科の仕事に携わっていたということです



この頃の家庭用の歯ブラシは、たいへん高価な物であったことから、

一般庶民は彼らに口腔清掃を任せていたのです

これは18世紀まで続いていたそうです

もちろん、理髪師の本業は整髪にあり、外科処置はあくまでもサイドビジネスだったのでしょう



なんと

「理髪師」が『外科医業』を行っていたという名残が、実は現在に残っているのです

それは、床屋さんで見かける、白、赤、青の三色からなるグルグル看板です



この三色は、包帯シーツの「白」、動脈の「赤」、そして静脈の「青」をそれぞれ表しているのです

フランスの「理髪外科医」がこの看板を用いたのが起源とされているそうです


最後に、蛇足になっちゃいますが、おもしろ知識を一つ

そのむかし、外科処置の治療料金は一定ではなく、

その治療内容や状況に応じて患者は『お礼金』として外科医へ支払っていたそうです

その支払い方が元になって世間一般のサービスに対しても『お礼金』を払う慣習が広まりました

そして、ついには【その様な『お礼金』を入れてもらう為の箱】が置かれるようになりました

頂く側としては、少しでも多くの『お礼金』を頂きたかったのでしょう、箱の表には“To insure promptness”(迅速を保証する為に)と文句が書かれてあったそうです

この文句の頭文字をとると“Tip”となり、これがお礼としてあげる“チップ”の語源となった、という説があるそうなんです


それでは今日はこの辺で
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