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震災に備えて…

こんばんは

今日は風が強いですね

そろそろ紅葉をみたくなる季節になってきました

ところで、私は先日、鶴見にある東京ガス環境エネルギー館という施設に行ってきました

「イザ!カエルキャラバン」という、楽しくゲームをしながら防災について学んでいくというイベントで、たくさんのお子さんや家族づれがいらっしゃっていました


そこで、阪神淡路大震災の被災者である方の講演がありましたので、お聞きしてきました

私は横浜生まれの横浜育ちであるため、被災者の方から直接お話を伺うのは初めてでした

やはりテレビでみているのとはわけが違います…手に汗を握るほどの緊迫感が伝わってきて、思わず涙を流している人もたくさんいらっしゃいました


1995年(平成7年)1月17日午前5時46分52秒、淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡を震源として発生したM7.3の地震は、兵庫県や大阪府を襲いました

死者:6,434名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名

この数字が震災の大きさを物語っています。


倒壊した阪神高速道路神戸線


あちこちから黒煙が…。


まるで戦時中のようです。


当時は、防災に関する知識が乏しく、飛行機が追突したのか、ダンプカーが突っ込んできたのか…と思う人も少なくなかったそうです

しかし、様子がおかしいのです。
本棚からは本が反対側の壁まで飛び、冷蔵庫の中身もものすごい勢いで飛んで行ったそうです。

この震災のことはもう思い出したくない、という方もたくさんいらっしゃると思います。

しかし、忘れてはいけない事実だと思うのです。

今回お話してくださった方も、立ち直るのに震災から10年かかり、「何か私にできることはないか。」とやっと考えられるようになり、語り部として全国を回っているそうです



このように今生きていらっしゃる方々は、決してラッキーだったわけではありません。たくさんの重荷を背負って生きていらっしゃいます。



「あのとき、助けられなかった…。」

「大切な人を亡くした…。」

「助けようと思い、がれきをどかしていったけど、誰も生きてなった。僕はただ死体を公園に並べていっただけだった…。」(語り部さんの息子さんがおっしゃったそうです。)


語り部さんも、公園で亡くなった7歳くらいの女の子がお母さんの隣で並べてあるのを見たそうです。泣きながらお話ししてくださいました。

このお話を聞いたとき、私も涙がとまりませんでした…。


お亡くなりになった方に祈る方。このような光景がたくさん見られたそうです。

そんな中で、「ご飯を炊こう!」と、避難所に集まったお母さんたちが家からお米を持ち寄りました


避難所での給水に並ぶ人々




しかし、家はぐらぐらで今にも倒れそうです

そこであるだけの食材を持ち寄ったそうです

そう言えば、倒壊した自宅へ最初に戻ったとき、まず義歯を捜された方が多いと聞きます

最初に捜すものは、お金や銀行通帳等の貴重品ではなかったそうです

震災は早朝に起きたため、義歯を外して寝ておられた方はそのままの状態で避難されました


そのために、食材があっても義歯がなければ食べることができないのです



まさにそれは生きるための道具であります



野生の動物は、歯を失うと命にかかわると言われています


それは人間も同じです。


いざというときのために、義歯を近くに置いて寝ることも大切ですが、日ごろからお口のケアをしっかりとしていることが大切ですね。



崩壊した生田神社


崩壊した阪急電鉄神戸線のわきを往来する被災者たち


阪神高速道路神戸線。バスは危機一髪で止まった



阪神大震災の犠牲者数と同じ6434本のろうそくを灯す「追悼のつどい」=2008年1月16日午後、兵庫県伊丹市の昆陽池公園


また、自分がたくさんの人に支えられて生きているということを忘れないで、一日一日を大切に生きていきましょう
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