新しい「What」
こんにちは

昨日の5月21日、実は「探偵の日」だったそうです

なんでも、日本で初めて探偵の広告が新聞に掲載された日だとか…。
社団法人探偵協会が制定した日、のようです

皆様は「探偵」というと真っ先に思い浮かぶのは誰でしょう

一般的な認知度の高い探偵というとやはりコナン・ドイルのシャーロック・ホームズなんでしょうかね~
他にも外国だと
エラリー・クイーン(著者:エラリー・クイーン)やエルキュール・ポアロ(アガサ・クリスティー)
日本だと
金田一耕助(横溝正史)とか明智小五郎(江戸川乱歩)
などの名前は一度は聞いたことがあるのでは…

現代では御手洗潔(島田荘司)あたりでしょうか(天才名探偵御手洗潔の映画「星籠の海」、6月4日公開ですよ

あげるとキリがないですね(=゚ω゚)ノ
「探偵といえば!」というとインバネスコートに鹿撃ち帽といういわゆる「ホームズ」のビジュアルをよく見かけます。
特に作中で明記されてるわけではないそうなので、挿絵や映像化時のイメージが定着しているのでしょうか

さて、前置きが長くなってしまいましたが…
本日は最近読んで面白かったミステリを紹介したいと思います(=゚ω゚)ノ

「先生、大事なものが盗まれました」著者:北山猛邦
北山猛邦というと「物理の北山」なんて異名がついてまして(!)その物理トリックは一目置かれてるそうな。
同著者の「城」シリーズとか「音野」シリーズを読んでると確かにうなずけます。
(異名あるとなんかすごい感じしませんか…?”90年代のエラリー・クイーン”有栖川有栖!みたいな…)
あらすじはこちら


愛や勇気など、形のないものまで盗む伝説の探偵・フェレス。
その怪盗が、物語の舞台である凪島のアートギャラリーに犯行後カードを残します。
主人公の雪子は幼馴染の三人組で調査に乗り出しますが、なんと…
盗まれたものが何かがわからない!!
しかも事件の背後には暗躍する雪子の担任の影が…?
一体何が盗まてしまったのか?担任の先生は何者なのか?
新感覚本格ミステリです(=゚ω゚)ノ
北山ワールド、というか世界観というか舞台装置のつくりかたがうまくて、
ファンタジー要素がコミカルに溶け込んでいて、大変キュートなミステリです。とても読みやすいですよ

この作品の面白いところは「何が」を推理するところです。
ミステリというのは基本的には
「誰がやったか(Who フーダニット、といいます)」
「なぜやったか(Why ホワイダニット)」
「どうやってやったか(How ハウダニット)」
が主流ですが「何を?(What)」はなかなか無いんです。
またこれにファンタジー要素が入り込むことでなんとも不思議な感覚になるのですが、その世界のファンタジー要素すら利用して論理的に解答を導き出していきます。
帯に「ミステリ史上初の命題」と銘打たれてるだけあって、今までに読んだことのない読後感でした(=゚ω゚)ノ
おすすめです、興味があるかたは是非に。
それでは今日はこのへんで(=゚ω゚)ノ
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