クリスマス
こんにちは~

来週はクリスマス

それにのっかってクリスマスの日にぴったりな(?)ミステリ小説を紹介しようかなと思います。
たくさんあるのでどんどん紹介していきます!
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「クリスマス・イヴの凶事」/スタンリイ・エリン
事件はクリスマス・イヴに起きる。ジェーシーが階段から落ちて亡くなってしまったのだが、有力な容疑者は目撃者がいないことから無罪となり…ラストに待ち受ける驚愕の真相。
短編集「特別料理」に収録されたこの作品。表題作「特別料理」はミステリファンの間では言わずもがなの名作なのですが(様々な小説でパロされたり出てきたりします。読んでおくと楽しいです)こちらの「クリスマス・イヴの凶事」も最高です。早川書房より出ています。アシモフ編の「クリスマス12のミステリー」にも収録されていたような。姉弟の確執と渦巻くまがまがしい雰囲気、そして最後の一行でうなります。
「46番目の密室」/有栖川有栖
「日本のディクスン・カー」と称されるミステリ作家・真壁聖一。45作もの密室をテーマにした作品を書き続けた彼はなんと次回作で筆を置くという。クリスマスの日に彼の別荘に招待された客たち。作家・有栖川有栖とその友人・火村は殺人事件に遭遇してしまう。なんと真壁が殺されていたのだが現場は密室状態で…彼は自分の46番目の密室トリックで殺されてしまったのだろうか?
人気シリーズ・火村英生シリーズ(作家有栖シリーズ)の一作目となっています。「臨床犯罪学者・火村英生の推理」が放送されたのは今年の頭でしたね~。面白かった。さすがの王道ミステリ、練られた伏線と構成がうまい!そして文章がとても読みやすいのでおすすめです。
「青い紅玉」/コナン・ドイル
クリスマスの朝に拾われた一羽のガチョウと帽子がホームズのもとに送られてきた。なんとそのガチョウの餌袋にはある伯爵夫人が盗まれ、懸賞金のかかった宝石が入っていた!おかしな落とし物から発展する事件の行きつく先は…?
ホームズもののクリスマスといえば!でまず思いつく本作。短編です。ひとつのおとしもの落とし物から事態がどんどん展開していくのが楽しい。そしてラストのオチが好きです。
「クリスマスのフロスト」/R.D.ウィングフィールド
ロンドンから離れた田舎町・デントン。ここではもうクリスマスの時期だというのに様々な問題が起きる。日曜学校からの帰途、姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物…。続発する難事件を名物警部・フロストが解決する人気シリーズ一作目。
フロスト警部がなかなか登場しないんですけど!(笑)登場してからのスピード感が好きです。かっこよくはないんですけど…。ユーモアだけじゃないし、ミステリのほうはもちろんキャラたちの動きが楽しめる。
「子羊たちの聖夜」/西澤保彦
事件はクリスマス・イヴの夜。ある女性がマンション最上階から転落死した。
自殺として片づけられてしまったこの試験、偶然現場に居合わせてしまった匠と高瀬は事件を調べ始めるが五年前のクリスマスイヴにも同じような事件が起きていて…。
匠千暁シリーズの3作目。二転三転する推理が楽しい!キャンパス三人組のキャラクターの濃さもさることながら本格ミステリの仕掛けが面白いです。
「クリスマスの猫丸」/倉知淳
編集者の八木沢は原稿を回していた猫丸先輩をなぜかクリスマスに接待することに…
猫丸先輩と待ち合わせ中のファミレスの窓からおかしな光景を目にする。サンタの恰好をした人が一方向に走り去っていくのだがしばらくするとまた同じ方向に向かって走っていくサンタ。さらに少しするとまたまたサンタが走っていく。一体これはなんなのだろう?
「猫丸先輩の推測」に収録されている短編。クリスマスの日にわざわざ猫丸先輩の接待をさせられる八木沢君は相変わらずの不憫さですが(笑)、軽く読める楽しいミステリ短編となっています。猫丸先輩の謎解きもきいていて愉快なのでおすすめです。
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他にもいろいろあるんですけどおさまりきらないのでこのぐらいで。
ほかにもアガサクリスティーの「ポアロのクリスマス」、綾辻行人の「緋色の囁き」、森博嗣「笑わない数学者」、などなど。
一冊でも気になったものがあれば嬉しいです。
それでは本日はこのへんで。
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